日本郵政が約290億円の赤字決算を発表しました

5月15日、日本郵政が約290億円の赤字決算を発表しました。いわゆる郵政3社が株式を上場していますが、赤字決算を発表したのは、持ち株会社の日本郵政です。子会社で、上場企業である、ゆうちょ銀行とかんぽ生命は黒字決算となった模様です。

日本郵政のもとには3社の子会社が連結されており、このうち銀行と生命保険会社は黒字経営を続けています。しかし、郵便事業を担う子会社が慢性的な赤字体質のため、日本郵政は西室社長時代にオーストラリアの物流大手であるトールホールディングスを買収し、日本郵便の黒字化を目指したのでした。しかし、昨年はオーストラリアの主力産業である資源産業において、資源価格が大幅下落したこともあり、オーストラリア経済が低迷し、そのためトール社の収益性を見直さざるをえなくなりました。その結果、トール社の企業価値を減損処理することになり、日本郵政は赤字決算に転落したのでした。

日本企業は海外における企業買収を実施するタイミングを選ぶ時期が、あまりに下手だと思うのです。不景気のときに積極的に企業買収を展開すれば、減損処理をする可能性は低くなります。世界経済が好景気のピークという時点で、日本企業は企業買収を活発化させる傾向があるため、数年後に不景気となった時点で減損処理をする羽目に陥るのです。

日本企業の経営者は、企業買収のタイミングというものを、もっと冷静に考える必要があると思うのです。オリックス銀行カードローン 審査